- 吉林大学経済学院の李曉教授による特別講演
- June 27, 2019
2019年6月27日、日中韓協力事務局(TCS)と成均中国研究所は、吉林大学経済学院の学院長である李曉(い・ぎょう)教授による特別講演を共同で開催しました。講演は「東アジア地域における経済協力及び金融協力の効果、課題、展望」というテーマで行われました。祝辞を述べた李鍾憲(イ・ジョンホン)TCS事務局長は、本特別講演は東アジア地域の経済協力・金融協力の面での今までの成果について学び、これからの課題を考える良い機会となるだろうと述べました。
講演では、李曉教授がFTA交渉、金融分野での制度的協力、及び中国を中心とするアジアのバリューチェーンなど、過去20年間の東アジア地域経済協力と開発の主な成果を紹介しました。李教授は、東アジア地域は外部環境(中国と米国の貿易摩擦、世界経済の不確実性の増大)だけでなく、内部環境(小規模の産業間競争の激化、開発戦略の異なるターゲット、国家主義等)により、経済および金融分野においての地域協力と発展に課題があると説明しました。 彼は、地域が共同で持続可能な「東アジアのコンセンサス」を見つけ、保護主義に抵抗し、多国間貿易システムを保護し、開発戦略の三国間調整と第三国市場協力を促進し、RCEP + CJK FTAダブルプラットフォーム協力パターンを共同で促進する必要があると結論付けました 。講演の後には、李曉教授と成均中国研究所の李熙玉(イ・ヒオク)教授のパネルディスカッションが続きました。二人の教授は三国間協力の様々な分野に対する識見と意見を共有しました。
▲李事務局長による祝辞
▲教授による特別講演
▲パネルディスカッション
▲集合写真
▲講演中